ホルモンは焼き肉やバーベキューで大人気の部位ですね。
でも、しっかり焼いたつもりでも、生焼けで食べてしまったらどうしよう…と心配になることもありますよね。
表面が焼けているように見えても、中が生焼けだったらどうすればいいのでしょうか?
そんな時のために、ホルモンの焼き加減の見分け方と、適切な焼き時間の目安を知っておくと安心です。
そこで今回は、ホルモンが生焼けかどうかの見分け方と、理想的な焼き時間についてご紹介します。
生焼けのホルモンの見分け方!きちんと加熱するときのポイント
ホルモンが生焼けかどうかを見分けるには、いくつかのコツがあります。
それを覚えておけば安心して食べられますよ。
ホルモンの縮み具合を見る
ホルモンは焼き始めると収縮し始め、どんどん縮んでいきます。
重要なのは、ホルモンの縮みが止まる瞬間を見逃さないこと。
この瞬間が食べごろのサインです。
ホルモンが縮むのをじっくり観察し、縮みが止まったら食べ頃です。
皮のパリッと感を確認する
もう一つの見分け方は、ホルモンの皮がパリッとしているかどうかです。
生焼けのホルモンは柔らかくふにゃっとしていますが、しっかり焼けたホルモンは引き締まり、皮がパリッとしています。お箸で持ってみて、しっかりした感触があれば焼けています。
焼き方のポイント
ホルモンを焼くときは、まず皮の方から焼き始めるのがポイントです。
縮み始めるまでじっと待ち、縮んできたらさっとひっくり返して脂の部分を炙るように焼きます。
これで美味しいホルモンが完成します。
これらのコツを覚えておけば、ホルモンが生焼けかどうかを見分けるのは簡単です。
しっかり焼いて、美味しいホルモンを楽しんでくださいね。
生焼けのホルモンを食べたときの対処法!食中毒の危険性は?
もしホルモンを生焼けのまま食べてしまったら、食中毒になる可能性が気になりますよね。
実際には、生焼けの程度や個人の免疫力によって異なるため、生焼けホルモンを食べたからといって必ずしも食中毒になるわけではありません。
しかし、生焼けホルモンを食べてしまった場合、食中毒のリスクがあるため、体調の変化には注意が必要です。
そこで、万が一生焼けホルモンを食べてしまったときの対処法を紹介します。
1. 整腸剤を飲む
まず、市販の整腸剤を飲むことをおすすめします。
整腸剤は直接食中毒の治療にはならないかもしれませんが、腸内環境を整えることで症状を軽減できる可能性があります。
また、正露丸も寄生虫の働きを抑える作用があるので、整腸剤と一緒に飲むのも良いでしょう。
2. 病院へ行く
生焼けのホルモンを食べたら、すぐに症状が出るとは限りません。
しかし、不安や気持ち悪さがある場合は、早めに病院を受診することをお勧めします。
病院では症状が出ていない場合でも、整腸剤を処方されることがありますが、経過を観察することで安心感が得られるでしょう。
体調に異変があれば、すぐに医師に相談することが大切です。
生焼けのホルモンを食べて出てくる可能性のある症状
ホルモンの生焼けを食べてしまったら、どんな症状が出る可能性があるのかをまとめました。
生焼けのホルモンを食べたときの症状一覧
- 下痢が止まらない
- 嘔吐する
- 強い腹痛
- 高熱が出る
- 食中毒による重い症状
生焼けのホルモンを食べたからといって、必ずしもこれらの症状が全て出るわけではありませんが、一般的にはこれらの症状が現れることがあります。
生焼けのホルモンには細菌が生きている場合があり、その影響で食中毒や呼吸困難、顔面の神経麻痺といったさらに重い症状を引き起こすこともあります。
さらに厄介なのは、症状がすぐに現れないことです。
下痢などの初期症状は、食べてから1週間から3週間後に出ることもあるため、注意が必要です。
もしホルモンの生焼けを食べてしまった場合は、体調に変化があれば早めに病院を受診するようにしてくださいね。
生焼けホルモンと下痢の関係
ホルモンの生焼けを食べて、下痢になることは十分にあります。
実際に経験した方も多いでしょう。
なぜなら、生焼けのホルモンにはカンピロバクターという細菌が潜んでいることが多いからです。
この細菌は動物の腸内に存在し、生のホルモンに含まれています。生焼けのホルモンを食べると、この細菌も体内に入り込み、下痢や腹痛を引き起こします。
この菌が体内に入ると以下のような症状が出ることがあります。
- 下痢が止まらない
- 嘔吐する
- 悪寒がして高熱が出る
- 血便が出ることもある
これらの症状が酷いと、トイレから出られなくなってしまうこともあります。それはとてもつらいことで、ホルモンを食べること自体が怖くなってしまうかもしれません。
そうならないためにも、ホルモンはしっかりと焼いてから食べるようにしましょう。
焼いた後にしっかりと確認すれば、生焼けを食べてしまうことを防ぐことができますよ。
生焼けにならないホルモンのベストな焼き時間と焼き方は?
ホルモンが生焼けにならないようにするためには、どのくらいの焼き時間が必要なのでしょうか?
部位によって異なりますが、一般的な目安としては約4分からです。
また、焼き時間は火加減によっても変わるので、先ほどご紹介したホルモンの焼け具合の見分け方を参考にしながら、じっくりチェックして焼いてくださいね。
最後に、ホルモンを美味しく焼くためのコツをご紹介します。
- フライパンや鉄板をしっかり加熱して温める
- 皮を下にしてホルモンを乗せ、強火で焼く(目安は約3分)
- 焦げ目がつき、皮が縮んで脂がぐつぐつしてきたらひっくり返し、さらに1分焼く
ホルモンを焼くときは、必ず皮の部分から焼き始め、皮側をしっかり焼いてから脂の部分を軽く炙るようにすると美味しく焼けます。
皮が7割、脂が3割の焼き具合が理想です。
皮側をしっかり焼いてから、脂の部分をさっと炙ると美味しいホルモンが出来上がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は、ホルモンが生焼けかどうかの見分け方や適切な焼き時間についてご紹介しました。
ホルモンを生焼けで食べてしまった場合、すぐに症状が出るとは限りませんが、体調の変化には注意が必要です。
まずは整腸剤や正露丸を飲んで様子を見ましょう。
もし下痢や嘔吐などの食中毒のような症状が出たら、すぐに病院を受診することが大切です。
健康に気をつけて、安心して美味しいホルモンを楽しんでくださいね。